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廣部久美子さん〜70歳中国語講師がアプリ開発

コロナ禍でシニアプログラミングもくもく会がオンライン開催になって1年。直接お会いできないのが残念ではありますが、オンラインになることによって、今までリアルだと会えなかったタイプの方もイベントに来てくれるようになりました。

今回紹介する廣部久美子さんもその一人。なんと元々中国語講師で、現在はiPhoneアプリを13本もリリースされているんです!全て中国語学習用のアプリですが、中には「三毛猫」というタイトルだけでは中国語学習アプリとわからないユニークなものも!

そんな廣部さんにお話を伺いました!以下がその動画です。

今回も山口陽子さんにグラフィックレコーディングをしていただきました。わかりやすいです!

商社に25年勤務した廣部さん。その経験を活かして、中国語講師をされていました。本だと音声を豊富につけたりが難しいし、価格も高く付く。それがアプリなら音声も簡単に付けられ、無料で提供できる!ということで、アプリ開発の道へ!

ちなみに中国語音声は中国語Siriの音声を利用しているとのこと!発音はかなり良いんだとか。

シニアプログラミングネットワークを朝日新聞の記事で知り、大阪もくもく会へ参加してくださったそうです。

廣部さん作成のアプリはすべて中国語学習アプリ。異色アプリ「三毛猫」は廣部さんが飼っている三毛猫の生活を写真と中国語の文で構成したアプリです。

シニアがプログラミングする意義では「違うやり方を探すので頭が柔らかくなる」「人に聞く前に自分で検索する癖がつく」とおっしゃってました。

アプリ制作のモチベーションに知識欲が満たされること、そして誰よりも自分のためのアプリであることを挙げられてました。「世のため人のため」ばかり強調されますが「自分のため」というのはすごく重要なんですよね。自分のためになるからこそ続けていくけますから。

そして、シニアプログラミングネットワークはそんな仲間に出会える場所として締めくくられました。

シニアプログラミングネットワークの次回イベントは6/24のシニアプログラミングもくもく会です!皆さんぜひ以下のリンクからお申し込みくださいね!

https://techplay.jp/event/819639

鈴木富司さん〜86歳iPhoneアプリ開発

シニアプログラミングネットワークメンバーでも最古参!86歳iPhoneアプリプログラマー鈴木富司さんの動画を作成しました!

全体の流れがわかりやすくなるようグラフィックレコーディングという手法を用いて、話の内容をビジュアルに記録もしてもらいました!山口陽子さんにお願いしています!

グラレコでの人物紹介!

イケメンに描いてもらえてありがたいですw

富司さんはなんとご兄弟で全員80歳オーバーのZoomミーティングを毎週やっているとのこと!最年少81歳最年長89歳!これはすごい!

シニアの視点でのアプリ開発

富司さんは86歳のシニアであるという視点からアプリを作成しています。

シニアがプログラミングをする意義

シニアがプログラミングする意義を熱く語る富司さんは、自ら執筆した技術系同人誌があります。その名も「84歳トミ爺、60歳からアプリ開発を目指す若者に」。60歳を若者と言えちゃうなんて富司さんならでは!

富司さんの本やアプリは富司さんのサイトから入手できます。

これからの富司さん

富司さんはこれから読書会を行いたいと思っているとのこと。当然シニアプログラミングネットワークもお手伝いしていきたいですね。

そして、シニアプログラミングネットワークには富司さんをはじめ面白いシニアの方がたくさんいらっしゃいます!皆さんぜひイベントに遊びに来てください!

藤沢市でScratchを能明彦さん

今回はシニアプログラミングネットワークのメンバーである「藤沢市のドクター・ノオ」こと能明彦さんを紹介します。

能さんは藤沢市にお住まい。国連でスピーチしたりWWDCで最高齢アプリ開発者として取り上げられた若宮正子さんのお友達でもあります。

その若宮さんにプログラミングを教えたのが当団体代表の小泉だということで、2018年2月3日に開催したシニアプログラミングハッカソンに参加してくださいました。そこからプログラミングをスタートして、現在はシニアプログラミングもくもく会にもほぼ毎回参加してくれています。

能さんがトライしているプログラミングはScratch。ブロックを組み合わせるようにビジュアルでプログラミングをできる環境です。ちなみになぜ能さんが藤沢市のドクター・ノオかというとScratchでのIDが「Enoshima007」なんですね。007に出てくるドクター・ノオと藤沢市にある江ノ島をかけたIDなわけです!

もくもく会で披露してくれたのはScratchで作った風車。なんと「ふーっ」と息を吹きかけると風車が回り出します!当日のもくもく会参加者もみな面白がって息を吹きかけ風車を回していました。

仕組みについてタネ明かしするとマイクから音量を取得して、その度合いに応じて風車が回転するという作り。タネを明かすとなんてことないと思われるかもしれませんが、それを息を吹きかけるという方向に持っていくのがアイディアなんですよね。

以下はご本人による紹介動画です。シニアプログラミングもくもく会は「もくもく」というわりには賑やかなので音を拾っちゃって息を吹きかけなくても風車が回っちゃってますね。

同じ仕組みを使って、W杯の日本応援プログラムも!そうこのお話を伺ったのはW杯直前だったのです。公開のタイミングからいまになっちゃにましたが。こちらも以下はご本人による紹介動画です。

このように現在Scratchにトライしてくれている能さん、電総研,カーネギー東芝アマダなどで研究開発経営にかかわり10年前に企業。動画制作では総務省のコンクールに2度入賞していらっしゃるそうです。それがいまはScratchにどっぷりだとか。

一番の自信作は若宮正子さんに宛てた誕生日カードとのこと。

こちらからみることができます。

現在、能さんが力を入れているのが自作Webサイト

こちらでは今まで作成したScratch作品とScratch備忘録が掲載されています。

ここでの能さんの行動で素晴らしいのが備忘録。本人のためにも当然のこと初心者が自らの学習を記録していくのは新しく学ぶ人たちにも非常に役立つものです。

ところで、なんと能さんのWebサイトには英語による自己紹介も!先ほど触れた若宮正子さんへのバースデーメッセージが英語で紹介されていますね。

以下は能さんから読者の皆さんへのメッセージです。

「Scratchはシニアにむいています。仕掛け人同士で連携できると素晴らしいものになります。私の備忘録ですが発展できたらと思っています」

能さんこれからも楽しいシニアプログラミングライフを満喫してください!

シニアプログラミングネットワークはプログラミングを学習するシニアを応援します。